Les dictionnaires
(「辞書」un dictionnaire [diksjɔnɜR]は、男性名詞)
外国語学習に欠かせないものの一つに「辞書」があります。
仏和辞書・仏仏辞書・仏英辞書など、様々な辞書に助けられながらの学習・・・
語学の授業・予習復習・課題や趣味の時間に辞書を片手に ... という場面が多いかと思います。
大学院のFLE(外国語としてのフランス語教授法)の講義で、ある先生は
「アジアからきた学習者は、辞書をよく使うのよ〜。これは、あまり良くないわね!分からない時は、クラスで共有して意味の分かる受講者が説明しないとね!」とおっしゃいました。
しかしながら講義を中断してまで、質問できない・したくない学生はアジア圏以外でも多くいます。そのようなクラスの状況・学生の心情を見極めて、サポートしてクラス全体で疑問点を共有できるような先生になりたいと思います。
「アジアからきた学習者は、辞書をよく使うのよ〜。これは、あまり良くないわね!分からない時は、クラスで共有して意味の分かる受講者が説明しないとね!」とおっしゃいました。
しかしながら講義を中断してまで、質問できない・したくない学生はアジア圏以外でも多くいます。そのようなクラスの状況・学生の心情を見極めて、サポートしてクラス全体で疑問点を共有できるような先生になりたいと思います。
さて、今回はインターネットで(且つ無料で)利用できる仏仏辞書(+ 「辞書」という概念から少し離れた ''辞書''(のようなもの))を紹介したいと思います。
Larousse - Dictionnaires français
「パッ」と一目で「サッ」と意味や類義語を見たいときに、とっても便利!
同HPには、複数のタブが表示されています ↓↓ 文系だけでなく、理系や料理などのフランス語が収められているいるのでとっても便利です!また画像もたくさん★
・フランス語辞書 = Dictionnaires de français
・バイリンガル辞書 = Dictionnaires bilingues (仏/英語、スペイン語、中国語、イタリア語、ドイツ語、アラビア語)
・百科事典 =Encyclopédie (歴史・芸術・科学など)
・料理事典 = Cuisine (レシピ、香辛料など)
など
Centre National de Ressources Textuelles et Lexicales - TLFi
「じっくり」スクロールしながら用法・例文を読みたい、確認したい!
そんな時にとても便利なこちらのリンク。用法だけを読んでも、結局使い方がわからない・自分の使い方は合っているのかな?などと疑問点が、モクモク湯気のように。
このHPは、情報量が多いため急いでいるとき・見つけたいことが明確でないときは、少し難しく感じるかもしれません。(逆にそんな時は、1つ目のLarousseが便利!)
こちらも複数のタブが表示されています!
・Morphologie→ある単語の派生語・活用の表が表示されます!
例えば、regarder(見る)という動詞を入力してみましょう。すると、この動詞を基に活用によって生み出された動詞の活用形が表示されます★
また、amour (愛)という名詞(男性形)を入力してみると、amour / amoursの2つの形が表示されます。ちなみに複数形になると女性名詞になるんですね!
・Dictionnaires→dictionnaires anciens / dictionnaires modernes のタブがあり、中世フランス語から現代までのフランス語を調べることができます!時間のあるときに、言葉の長い長い旅に出られそうです・・・ :)
Lexilogos - dictionnaire français
Lexilogosでは、TLFi のように複数の辞書が表示されています!(「辞書のリンク集」のようなサイトです。)
現代のフランス語は、一般的な辞書から医学用語が収められているインターネット上の辞書のリンクが表示!(例えば、Trésorは2番目に紹介したTLFiのことです。)
Wikitionnaire / L'Internaute / Reverso dictionnaire もあります★
Wikitionnaire / L'Internaute / Reverso dictionnaire もあります★
文学専攻の方は、Littré, Trévoux, Académie Françaiseなどの辞書もあるので、便利かもしれません★ (HP右上にある→ romain / ancien français / XVe / XVIIIe-XIVe / Français contemporain からリンクに飛ぶこともできます!)
Littré(19世紀末)は、アプリケーションとしても存在しています!
(Apple : https://itunes.apple.com/fr/app/dictionnaire-littre/id301211332?mt=8
Google : https://play.google.com/store/apps/details?id=org.alexis.littre&hl=fr )
Littré(19世紀末)は、アプリケーションとしても存在しています!
(Apple : https://itunes.apple.com/fr/app/dictionnaire-littre/id301211332?mt=8
Google : https://play.google.com/store/apps/details?id=org.alexis.littre&hl=fr )
Le Conjugueur - Figaro.fr
「意味を調べるための仏仏辞書」ではないですが、このサイトもとっても便利です!
Le Conjugueurという名前の中にも見られるように、動詞の活用(La conjugaison)に焦点を当てたサイトです。
Le Conjugueurという名前の中にも見られるように、動詞の活用(La conjugaison)に焦点を当てたサイトです。
フランス語の動詞活用は、使わないと覚えられない・身に付かない ... でも普段使わないものなんてしょっちゅう!
レポートを書くとき・メールを書くとき・講義の準備をする時など、「あれ? 'S'付けるんやったかな?いや、いらんかったかなぁ?」と迷ったときこそ!まさに調べ時!!!
文の構造の間違いなどは、なかなか自分で見つけるのは難しいかもしれません。
しかし、動詞の活用は自分で簡単に確認できます。
しかし、動詞の活用は自分で簡単に確認できます。
活用のミスを避けて、きちんとチェックをすれば、全体のミスは減るはず(^v^)
確認すれば済むことなのに、ミスをそのまま放っておくのは・・・・悔しい・悲しい!
確認すれば済むことなのに、ミスをそのまま放っておくのは・・・・悔しい・悲しい!
また同HPには、Synonymes (類義語)事典のタブもあります。レポートを書く際、繰り返しを避けるためにも使ってみるといいかもしれません。
でも意味を調べることをお忘れなく〜!
状況に合わない、別のニュアンスのものもあります!
このようなサイトは、他にも多く存在します!例えば 、下記のサイトも動詞活用を検索するのに便利です!ちなみに、無料のアプリケーションも存在します。(アプリケーションは、オフラインでも使用可能★)
Gallica - BNF
「パッと」調べる仏仏辞書ではありませんが、Gallicaは非常に便利なHP/データベース★
ここでは、フランス国立図書館に収蔵されている写真・版画・辞書・手紙・新聞などのスキャンをみることができます。有名な作家や政治家の筆跡・本に印刷された昔の綴りなどを見て、時間が経つのも忘れてしまう ... かもしれません!
実はTat'Amiは、FLEの修士課程に所属する前は、日本の修士課程で17世紀フランス文学を学んでいました。
Lexilogosでももちろん閲覧可能なのですが、当時はGallicaでAcadémie FrançaiseやTrévouxなどの辞書で意味の変遷を確認・分析しました。同HPでは17世紀・18世紀の仏語辞書だけでなく、19世紀の百科事典や辞書、文法書なども収蔵されています。
百科事典としての側面も持つGallica。好きな作家や版画家などの手記・版画を見てみてはいかが?
今回は、一般的なものから百科事典の要素を持つ仏仏辞書のサイトを5つ紹介しました!
インターネットの世界・フランス語の世界は、蜘蛛の巣のように密で・海のように広い!
これからも、なにか新しいものを見つけたらその都度更新したいと思います★
また皆様のお使いのサイトや便利なアプリケーションも教えて下さい(^v^)♬
Merci pour votre lecture !
Bonne soirée ! Bonne journée !
Et à la prochaine :)