Stage professionnel = 職業研修・インターンシップ!
(''stage"スタージュ[staʒ] は、男性名詞。"professionnel"プロフェッスィョネル [pʀͻfɛsjͻnɛl] は、形容詞。)
日本でも高等教育機関と企業の提携・協力で定期的に開催されているインターンシップは、もちろんフランスにも存在します!
教育機関在学中に様々な企業で「職業研修を受ける・働く」というコンセプトは、両国の共通点と言えるでしょう。
多くのstage professionnelは、BTS (Brevet de Technicien Supérieur上級技術者免状 wikipedia) や大学在学中の必修科目の一つとしてカリキュラムに組み込まれています。(単位に換算されない形のstageもあります。)
私は、パリ市内の大学にあるフランス語教授法(FLE)の修士課程に所属しています。
専攻するコースでは、M1の1年間とM2の1学期の計1年半を通して、言語学やフランス語教授法の講義を受けます。この修士課程の2年間の内、2つの研修が組み込まれています。
Master 1 :
まず、M1の2学期目に Stage d'observation d'une classe de FLE「FLE(外国語としてのフランス語教授法)の講義を観察・分析する」という研修があります。これは、学生自身が「教える」というアクションを起こすのではなく、経験豊富な先生方の講義を観察し分析した上で、問題点や改良点・学ぶべき点を見つけ出すというものです。学生たちは2学期目の通常講義と並行してインターンシップに参加します。
この研修期間は、学生にとって所属大学内、語学学校、NGOでの現場を客観的に見ることのできる貴重な時間です!学期末には、研修で得た経験や知識・データを基に、M1修了のための短い論文 Rapport de stage を提出します。
Master 2 :
M2の2学期目(フランスでは、大体1月末〜5月初めまで講義期間)からは現場で、より実践的な知識を学ぶ Stage professionnel という構造になっています。この時期の研修は、M1のものよりも「職業研修・インターンシップ」色の濃いものになっています!Stage professionnel は、フランスの語学学校・NGO等で行う学生もいれば、海外の協定大学(日本・中国・台湾・韓国・アメリカ等)で行う学生もいます。また、専攻コースの学生の研修期間は、2ヶ月(週35時間の場合)〜6ヶ月位です。
この間学生たちは、フランス語の講義をする、講義やアクティビティ計画を教科担当者と練る、ボランティアの先生たちを援助・指導するなど、様々な活動をします。
最後に、研修の経験・授業計画・作成資料等を分析し論文 mémoire professionnel を提出します!!
★★★ フランスで stage professionnelをされる方 ★★★ :
convention de stage (学生ー教育機関ー企業の間で結ばれる一種の契約書。インターンシップの内容や期間などが詳しく記載。)の作成・提出を忘れなく〜!
それでは、みなさま ・・・
Bonne journée ! Bonne soirée !
Merci pour votre lecture et à bientôt ;-)