Stage professionnelってなに?そんな方には、こちらのリンクにて★
前回の投稿でもお話したように、今年初めからTat'Amiはインターンシップ期間に突入!
FLE(フランス語教授法)の master professionnel(インターンシップがカリキュラムに組み込まれている修士課程!)に所属している私は、フランス語の教育実習中です★
多くの学生は、語学学校やNGO、海外の協定大学でフランス語教育に関するインターンシップをします。
まず、どこで?
Tat'Amiは「難民申請者受け入れ施設」Centre d'Accueil pour Demandeurs d'Asile で教育実習を始めました!!
・・・Centre d'Accueil pour Demandeurs d'Asile(通称 Cada)って?
⇒戦争、民族間の紛争、政治的意見/思想・支持政党などを理由に自国を離れざるを得なくなってしまった難民を受けいれる施設のことです。とりわけ、フランスで難民としての保護を求めるために諸手続き・書類(滞在許可証)申請した人たちを対象としています。
この施設では、難民申請に関する手続きやフランスでの生活(補助など)・一時的な居住場所などの行政面、エクスカーション(美術館や劇場など)・アトリエ(手芸やフランス語での会話クラス)・フランス語の講義の文化的側面の2つの柱で難民たちを支援しています。
そしてなにを?
フランスは、様々な国からきた人・たくさんの民族、蜘蛛の巣のように広がるバックグラウンドを持つ国民たちの国です。例えば、パリには中華街だけでなく、日本料理・食料品店が多く存在するOpéra地区、ユダヤ教特有の料理や教会のあるMarais地区など、ここでは数えきれないほどの国、地域、民族の文化が共生しています★
当然、フランスには難民申請者たちの国の文化(家族や知り合い、文化会館など)のコミュニティーもあります。
しかしそのコミュニティーだけで暮していくのは、やはりどこかで限界に達し、言葉(フランス語)の壁や社会ルールの壁などに当たってしまうことも。
英語やドイツ語などの言語教育にももちろん力を入れていますが、フランスでは「フランス語を話すこと」が重要視されています★
つまり「フランス語を話すこと」は、フランス社会に同化 (l'intégration)するための最優先事項の1つとして捉えられています。そこで、多くのNGOや大学が難民を対象としたフランス語の講義を開いています。
下の写真は、私がフランス語を教えている難民申請者受け入れ施設(NGO)の教室です!
受講生が4人の日もあれば、16人に一気に出席率100%の日も、また突然新たな仲間も入ってきたり・・・・毎回の講義の出席者を予想することができないので、まさに小さなサプライズです★

難民申請者受け入れ施設でフランス語の講義 - 教室
遠い国から来た・様々な文化を持つ受講生と一緒に、週に2回、計4時間の時間を皆で過ごします。クラスには日本人の私をはじめ、アフリカ諸国・中東・アジアの国々からきた受講生たちと一緒に勉強しています★
しかし、英語もフランス語も話せない受講生・学士の資格を持つ者・英語が流暢な学生・未就学の人など、本当に色々なバッググラウンドを持つ人たちです。
フランス語を教える側の私も、たくさんのことを学べる時間・・・・しかし!
Tat'Amiの笑いあり・苦労ありのstage professionnelは、次の機会に♬
Merci pour votre lecture !
Bonne journée ! Bonne soirée!
À bientôt et à la prochaine :)
Tat'Ami