Bonjour à toutes et à tous !
この度、(やっと!)インターンシップ先での講義について書いたProjet professionnelを提出できた Tat'Ami です★
FLE(外国語としてのフランス語教授法)修士課程で必修の「Stage professionnelってなに?」という方は、こちらのブログをどうぞ→ Tat'Amiのstage professionnel !(^v^)
数年前からヨーロッパ圏でもよく報道される様に、ドキュメンタリー番組や新聞等でも「難民」" les réfugiés (les migrantsの場合もあり) '' という言葉をよく見かけます。また難民として認定されるためには、受け入れ国で申請(難民認定諸手続き・保護のためなど)をしないといけません。
◉ OFPRA (Office français de protection des réfugiés et apatrides)
フランスでは、難民申請者(les demandeurs d'asile)・難民(les réfugiés)・無国籍者(les apatrides) の手続きなどの管理(面接, 審査, 交付, etc.)をOFPRAが行っています。
◉ Convention de Genève (28 juillet 1951 - Convention relative au statut des réfugiés)
難民申請の対象・権利に関しては、このジュネーヴ条約(1951年7月28日署名「難民の地位に関する条約」)で定められています(人種・宗教・政治的意見・国籍・容姿・ある特定の社会グループに属しているなどで生命の危険におかされる場合など)。フランスでは、このジュネーブ条約に沿って保護され、難民としての権利を享受できるのか・身分が認定されるのか、上の政府機関OFPRAを通して審査されます。
◉ Ministère de l'Intérieur Tableaux statistiques - les demandes d'asile (15/06/2016)
フランス内務省では、難民申請(Les demandes d'asile)数の統計を発表しています!
まずは、申請国をみてみましょう ↓(2014年度 / 2015年度(暫定))
2014年度難民申請国の内、フランス語圏(Pays francophones)は、10カ国中2カ国(ハイチは、ハイチ語とフランス語が公用語)のみで、残りの国はすべて非フランス語圏(Pays non-francophones)です!
また2015年度は、上位10位の申請国の内、7カ国が非フランス語圏(Pays non-francophones)となっています。
フランスでは、難民申請が2007年より年々上昇傾向にあります(2014年結果を除く)↓
1ère demande (赤)= フランスに入国して、難民認定の申請(初回)
Total des demandes (青)= 初回の申請分 + 再審査分
Réexamens (ピンク)= 再審査 (OFPRAから申請を却下され、再審査)
Total attribution de l'asile (黒) = 難民認定
多くの難民申請者は、何度もOFPRAでの手続きや面接(本当に難民認定に値するのか etc.) などの審査を経験します。難民申請をして、最終的な結果がでるには、平均18ヶ月を要します (France Terre d'Asile)。

◉ 難民申請者 (les demandeurs d'asile)のフランス語クラス
平均18ヶ月もの時間を要する申請手続きの間、多くの難民申請者は Centre d'Accueil pour Demandeurs d'Asile(通称 Cada : 難民申請者受け入れ施設)の職員とともに、書類を準備したり、他の申請者たちと一緒Cadaの所有するアパートで生活しています。
上の表で示されるように、フランスには非フランス語圏出身の難民申請者が多く生活しています。また、フランスで生活するにあたって、フランス語を話すこと・文化を知ることが大切とされています。そのため難民申請者の多くは、フランス語学習を勧められています。
しかし、難民申請者は、難民認定者(その他対象者)とは異なり政府がフランス語教育(CAI Contrat d'accueil et d'intégration: 政府保証の言語学習 / OFIIやOFII管轄の語学学校での語学教室)を提供していません。
つまり、フランス語教育を一番必要とする難民申請者たちは、ボランティアによる(無料・低価格の)語学教室に通わなければなりません。しかしボランティアの多くは、語学学校にいるようなFLE(フランス語教授法)の専門家ではありません。
ボランティアの意欲もとても大切で、素晴らしいことです。しかし、やはりフランス語教授法を学んだ人による講義・知識・アプローチも、フランス語学習には当然必要、且つ効果的な学習のための重要な点となります。
さて、「フランス語を教えているTat'Amiのクラスってどんな感じなの?」ということで、
今回はCada のクラスの受講生の国籍 (les nationalités)を紹介したいと思います!
★ Soudanais (スーダン人)
★ Érythréens (エリトリア人)
★ Afghans (アフガニスタン人)
★ Tchétchènes (チェチェン人)
★ Ougandais (ウガンダ人)
★ Gambiens (ガンビア人)
★ Libyens(リビア人)
★ Nigérians (ナイジェリア人)
★ Pakistanais (パキスタン人)
★ Iraniens(イラン人)
6人のクラスのときもあれば、(教室いっぱいいっぱいになって熱気が!!)13人になることもあります!2015年の上位10カ国の表でも見られるように、クラスの中でもスーダンから来た難民申請者がとても多いです。またTat'Amiのクラスでは、男性の方が多いです。
Cadaでのフランス語教室は、FLE修士課程のインターンシップの一環として開講していますが、私も他の先生同様ボランティア(un/une bénévole) の身分です!!
7月初旬まで頑張ります!(^v^)
クラス内の言語のレベル(le niveau langagier) や講義の内容(le contenu du cours) は、また次回の投稿で!!
この度、(やっと!)インターンシップ先での講義について書いたProjet professionnelを提出できた Tat'Ami です★
FLE(外国語としてのフランス語教授法)修士課程で必修の「Stage professionnelってなに?」という方は、こちらのブログをどうぞ→ Tat'Amiのstage professionnel !(^v^)
数年前からヨーロッパ圏でもよく報道される様に、ドキュメンタリー番組や新聞等でも「難民」" les réfugiés (les migrantsの場合もあり) '' という言葉をよく見かけます。また難民として認定されるためには、受け入れ国で申請(難民認定諸手続き・保護のためなど)をしないといけません。
◉ OFPRA (Office français de protection des réfugiés et apatrides)
フランスでは、難民申請者(les demandeurs d'asile)・難民(les réfugiés)・無国籍者(les apatrides) の手続きなどの管理(面接, 審査, 交付, etc.)をOFPRAが行っています。
◉ Convention de Genève (28 juillet 1951 - Convention relative au statut des réfugiés)
難民申請の対象・権利に関しては、このジュネーヴ条約(1951年7月28日署名「難民の地位に関する条約」)で定められています(人種・宗教・政治的意見・国籍・容姿・ある特定の社会グループに属しているなどで生命の危険におかされる場合など)。フランスでは、このジュネーブ条約に沿って保護され、難民としての権利を享受できるのか・身分が認定されるのか、上の政府機関OFPRAを通して審査されます。
◉ Ministère de l'Intérieur Tableaux statistiques - les demandes d'asile (15/06/2016)
フランス内務省では、難民申請(Les demandes d'asile)数の統計を発表しています!
まずは、申請国をみてみましょう ↓(2014年度 / 2015年度(暫定))
![]() |
難民申請者国籍2014/2015(上位10位)フランス内務省 |
2014年度
|
2015年度(暫定)
|
||
1
|
コンゴ民主共和国
|
1
|
スーダン
|
2
|
中華人民共和国
|
2
|
シリア
|
3
|
バングラデッシュ
|
3
|
コソヴォ
|
4
|
ロシア
|
4
|
ハイチ
|
5
|
シリア
|
5
|
コンゴ民主共和国
|
6
|
パキスタン
|
6
|
バングラデッシュ
|
7
|
アルバニア
|
7
|
中華人民共和国
|
8
|
スーダン
|
8
|
アルバニア
|
9
|
ハイチ
|
9
|
イラク
|
10
|
ギニア
|
10
|
アルジェリア
|
2014年度難民申請国の内、フランス語圏(Pays francophones)は、10カ国中2カ国(ハイチは、ハイチ語とフランス語が公用語)のみで、残りの国はすべて非フランス語圏(Pays non-francophones)です!
また2015年度は、上位10位の申請国の内、7カ国が非フランス語圏(Pays non-francophones)となっています。
フランスでは、難民申請が2007年より年々上昇傾向にあります(2014年結果を除く)↓
1ère demande (赤)= フランスに入国して、難民認定の申請(初回)
Total des demandes (青)= 初回の申請分 + 再審査分
Réexamens (ピンク)= 再審査 (OFPRAから申請を却下され、再審査)
Total attribution de l'asile (黒) = 難民認定
多くの難民申請者は、何度もOFPRAでの手続きや面接(本当に難民認定に値するのか etc.) などの審査を経験します。難民申請をして、最終的な結果がでるには、平均18ヶ月を要します (France Terre d'Asile)。

◉ 難民申請者 (les demandeurs d'asile)のフランス語クラス
平均18ヶ月もの時間を要する申請手続きの間、多くの難民申請者は Centre d'Accueil pour Demandeurs d'Asile(通称 Cada : 難民申請者受け入れ施設)の職員とともに、書類を準備したり、他の申請者たちと一緒Cadaの所有するアパートで生活しています。
上の表で示されるように、フランスには非フランス語圏出身の難民申請者が多く生活しています。また、フランスで生活するにあたって、フランス語を話すこと・文化を知ることが大切とされています。そのため難民申請者の多くは、フランス語学習を勧められています。
しかし、難民申請者は、難民認定者(その他対象者)とは異なり政府がフランス語教育(CAI Contrat d'accueil et d'intégration: 政府保証の言語学習 / OFIIやOFII管轄の語学学校での語学教室)を提供していません。
つまり、フランス語教育を一番必要とする難民申請者たちは、ボランティアによる(無料・低価格の)語学教室に通わなければなりません。しかしボランティアの多くは、語学学校にいるようなFLE(フランス語教授法)の専門家ではありません。
ボランティアの意欲もとても大切で、素晴らしいことです。しかし、やはりフランス語教授法を学んだ人による講義・知識・アプローチも、フランス語学習には当然必要、且つ効果的な学習のための重要な点となります。
さて、「フランス語を教えているTat'Amiのクラスってどんな感じなの?」ということで、
今回はCada のクラスの受講生の国籍 (les nationalités)を紹介したいと思います!
★ Soudanais (スーダン人)
★ Érythréens (エリトリア人)
★ Afghans (アフガニスタン人)
★ Tchétchènes (チェチェン人)
★ Ougandais (ウガンダ人)
★ Gambiens (ガンビア人)
★ Libyens(リビア人)
★ Nigérians (ナイジェリア人)
★ Pakistanais (パキスタン人)
★ Iraniens(イラン人)
6人のクラスのときもあれば、(教室いっぱいいっぱいになって熱気が!!)13人になることもあります!2015年の上位10カ国の表でも見られるように、クラスの中でもスーダンから来た難民申請者がとても多いです。またTat'Amiのクラスでは、男性の方が多いです。
Cadaでのフランス語教室は、FLE修士課程のインターンシップの一環として開講していますが、私も他の先生同様ボランティア(un/une bénévole) の身分です!!
7月初旬まで頑張ります!(^v^)
クラス内の言語のレベル(le niveau langagier) や講義の内容(le contenu du cours) は、また次回の投稿で!!
Merci pour votre lecture et à bientôt !
Tat'Ami